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ネパールのまち
なんとイタリアでルネサンスしていた15世紀頃、ネパールでもマッラ王朝というのが栄えて分家どうしでカトマンズ、パタン、バクタプルの街だのお寺だの建てまくって競い合っていたらしい。今でもその時の建物(木造)を改造して住んだり店にしたりしている。どう見てもお寺だろうが、っちゅう建物でポリバケツとか布とか売ったり。綺麗な彫り格子の窓の建物でスパイス売ってたり。バクタプルはサントリーが夢街道なんて言ってた頃のようなしぶい写 真がなんぼでも撮れる。お寺の塔が1階ごとにそろばん玉のような傾斜(屋根の傾斜に加えて、壁にも下すぼまりの傾斜がある)が付いている。なぜかトスカーナの都市、シエナとかサンジミニヤーノに酷似。広場をつなぐ細い路地で街が構成されている。パタンはカトマンズのクマリ館近辺に似ている、軒にカーマスートラチックな女神像なんかびっしりついていたりする。
いずれにしてもゆっくり見るのはかなり図太くないと無理。日本語勉強中のガイド志望、もの売り、お母さんが体が弱くて妹のミルクを買わなくてはならない小僧なんかがうろうろしているので。逆に日本語勉強中のガイドくんなんかよりどりみどり、ジャニーズ系(ほんとに香取くん木村くん級)なんかに10ドル払って他の物売りを追っ払ってもらうのも手である。義理堅いからほんとによくやってくれる。
自動車も20〜30年前の日本車とか走ってたりするから、その辺詳しい人が行けば楽しいかもしれない。ただし街の中の道は未舗装でこぼこ、信号も無い(外周道路にはあったと思う)のでレンタカーはやめた方がいいだろう(だいたいあるのか?)レンタサイクルもつらいと思う。ヒンドゥー寺(ちょうど露天の火葬の準備していた)も仏教寺もある。エディ・マーフィの「ゴールデンチャイルド」に出ていたマニ車もある。白いでかいアイスクリームのようなストゥーパ、あの中はお堂なのか、無垢でみっちり詰まっているのか。お寺の周りでは赤、緑、白の旗をちゃんと売っている、おーテレビで見たあれだ。ちょっと"ムジュラの仮面 "のデクナッツの国みたい。
モンキーテンプル(サルもいるが黒くて鼻が黄土色のネパール犬も多い)の下には羊がいっぱいいる寺があった。あれはシープテンプルというのか? 道路の車線の真ん中で寝ている野良牛も多い。やっぱヒンドゥーの国だ。でもmomo(餃子)の具で一番メジャーなのは水牛肉、働いているのも水牛。「みず」がつけばオッケーらしい。 ネコと豚、馬はあまり見なかった。

TBS世界遺産・カトマンズの谷
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